2013年2月14日木曜日

競馬ネタ。昨年の種牡馬リーディングをデータで振り返る⑥

ついでに書いておこう。

リーディング6位フジキセキ (総獲得賞金:約19億6,805.9万円)




芝出走:612
芝勝利:50
芝勝率:0.08(約8%)
砂出走:812
砂勝利:50
砂勝率:0.097(約10%)
A.I:1.26


重賞5勝(内GⅠ1勝)
芝平均距離:1,628m
砂平均距離:1,572m



リーディング6位はフジキセキになります。かつての天才少年も御年21、種牡馬としては大ベテランであり昨年は体調もあり種付け数0、種牡馬引退なんてことばもちらほらと聞こえています。がんばってほしいものです。
 
昨年はサダムパテックのマイルGⅠがあり今年(2013年)もクラシックに向けてのステップレースを東西共にかって15世代連続重賞制覇に燦然と輝く「内国産種牡馬勝利数歴代1位」「内国産重賞勝利数歴代1位」「歴代勝利数歴代5位」という国内産種牡馬の金字塔を地味に上げている凄い種牡馬なのですよ。


産駒傾向としては芝もダートも短距離~1800前後まで、パワー型の為ダートも特に問題視されていない。産駒は自身のように大型に出る傾向がありじっくりと育てられた馬が大成する傾向にあるようです。逆に若いうちに才能を開かせた馬についてはそれ相応に壊れる場合も多いようでダノンシャンティあたりはその傾向に当てはまってしまったのかなぁとも考えてしまいます。

非常に種牡馬としては地味な印象を拭えないフジキセキですが、毎年確実に重賞勝ち馬。特にここ3年はGⅠで勝ち負けクラスの産駒の排出や種類に富んだ後継ラインナップ(ダート部門:カネヒキリ 芝短距離部門:キンシャサノキセキ・ファイングレイン マイル部門:ダノンシャンティ)とここ数年で一気に報われたような気がしています。今年も種付けが心配なことは書かれていましたが、いずれまたがんばってくれることを期待しています。

そもそも親父(サンデーサイレンス)や200頭つけたりする種牡馬が異常なだけで、毎年コンスタントに100頭以上つけるこの馬も超が3つつくくらい優秀なんだよなあ、種牡馬デビュー時は親父の影に隠れ、晩年になってもディープの影に隠れ。富士奇石の名の通りそっと珍しくそこにある、そんな種牡馬なのかもしれない。

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