2013年11月10日日曜日

気分が乗らないので駄文書く②

大体ぼーっとトイレはいってると浮かんでくるものである。
尻が痛い。

続きはwebで(2回目




2幕

じゃんけんには、3回勝った。

1回目はグーで
2回目はパーで
3回目もグーで

負けた奴は、全員、死んだ。
目の前で額を撃ち抜かれた、銃?手?よくわからないし、それどころじゃない。

テレビの映像から1時間。俺の楽しい休日は突然の地獄絵図に変わった。

最初の1人は近くにいたババア、何か騒いでいたが静かになった。
次の1人は女。涙を流していたが、すぐに止まった。赤くもなった。
最後の1人は少年だ。何もいわずに、これからも何もいわないようだ。

糞が、糞が。もう恨み節しか出てこない。

失業率が12%を超える大不況のなかいびられながら、無能と蔑まれながら、後輩にすら便利な人材扱いにされながらも働いて、ささや

かながら家族も、子供にも恵まれたのに。

何がじゃんけんをしてくださいだ、俺の生活を返してくれよ。

「ミナサマノ マチノ ゴミソウジ キレイニ キレイニ ジャンケン シマショウ」

ああ、またあの電子音声だ。どこかの哀れな誰か2人が捕まっ

(乾いた音)(大きな音)

相手が居なかったんだ、じゃんけんすらせずに死んじまったのか。
今日ほどこの人口密度の高い日本という国、東京という街を恨んだことは無い。

それだけ、奴らがいるのだと思う。多分。

均等に、殺すため。

腹が立つ、一体何の権限が会ってこんな機械に俺の命運を握られなきゃならんのか。

「ミナサマノ マチノ ゴミソウジ キレイニ キレイニ ジャンケン シマショウ」

ラジオもついてくれない、多分。もうそれどころじゃない。
じきに俺も4回目のジャンケンをすることになる、でもその前にもう少し恨みごとを言いたくてたまらない。

俺の楽しい休日と面倒な家族サービスを返してくれ。
それよりも俺の些細な幸せを返してくれ。

最初の1人は車に居た俺の母、親父の死体と騒いでいたが静かになっちまった。
次の1人は妻。ついさっきまで泣いていたのに、もう何も話してくれない。
最後の1人は息子だ。何もいわずに、これから何もしてやれない。

糞が、糞が

俺の楽しい休日と家族サービスを返してくれ。
それよりも俺の些細なシアワセを返してくれ。

「ミナサマノ マチノ ゴミソウジ キレイニ キレイニ ジャンケン シマショウ」

ああ、もういいや。もう、何も帰ってこないのは知っている。
だけどもういい、ジャンケンの相手はもう居ないし何よりも勝つ意味もない。
何よりも、こいつがうるさい。

「ミナサマノ マチノ ゴミソウジ キレイニ キレイニ ジャンケン シマセンカ」

もういいよ、勝手にしてくれ。
なんで、俺以外を連れて行っちまったんだよ。
なんで、俺だけ残して車の外に行っちまったんだよ。

「ミナサマノ マチノ ゴミソウジ キレイニ キレイニ ジャンケン シマセンネ」

もういい、早くしてくれ。

「ジャンケン シマセン ネ」
ああ、もうする気はない。
「ソレデハ シンデクダサイ」
ちょっとまて、息子は誰とじゃんけんを。
「サヨウナ」

ここまでweb

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