2014年11月30日日曜日

カブキマスクの競馬語り~JCとジョッキーの質について徒然~

こんばんは、JCも終わってしまいました。
後はチャンピオンズCや2歳GⅠ、そして有馬記念を残すのみとなり年末を感じます、皆様はいかがお過ごしでしょうかカブキマスクです。

馬券は外れていますが今日はジャパンカップについてちょっと想うがままにかいてみようかと思っています、簡単な方向性としてジョッキーについてということになりますが。
この記事につきましては特にジョッキーを咎めるような内容ではございませんのでご了承ください。


 まずはJCの結果から(結果:NET競馬様

はい、エピファネイアの4馬身差圧勝。とても強い内容でしたがこの時に「スミヨンすげぇ!」という感想と共に「日本のジョッキー何やってんだ!!」 という内容も若干湧いてきたのでその至高生理となります。

まずエピファネイアに注目したレース内容(個人の感想です)
スタートを決めます→3番手でずっと掛かりそうですがなんとか直線へ→はじけて4馬身

簡単に書くとそんな内容、非常にシンプルです。

では次に何かとやり玉に挙げられる福永Jのジャスタウェイ
スタートを決めます→中段でずっと我慢させます→直線外に出しつつ伸ばします→2着

簡単に書くとこんな内容です。


今回はこの差が非常に大きく出てしまったんじゃないかなあって思ったんです、それを掘り下げると何か他の部分にも絡んでくるなあって思ったのです。


ってわけで本題
ちょろちょろ素人目で海外の競馬(アメリカ・英国など)で競馬を見ていると
「位置取りを無理に取りに行かないとレースにならないレースが下級条件も上級条件も多い」んです。

対して日本の競馬
「位置取りを無理しなくても馬の折り合いを重視していくレースが上級も下級も多い」

気がしています(あくまでそんな気がするだけ)

 じゃあコレが何を産むかといいますと想像ではありますが
「良い意味で他力本願なレースになりやすい土壌が日本のジョッキーにはできやすいのかな?」
「海外のジョッキーが腕っ節が強いっていうのは馬を制御し切るだけの下地が強いのかな?」
と思うのです。
何度も言いますが海外マンセーみたいな話ではなくそういうジョッキーを生み出す土壌が違うって話であって、どの乗り方が馬にとってベターかわかりません。はっきり行ってしまえばGOに入ればGOに従うだけの話ですし、「どの乗り方が馬にとって正しいか」なんてそれこそ馬に聞いてみないとわかりませんし、馬は言葉で意思疎通が出来ません。

んで、今回のジャパンカップはその後者「馬を制御することがきちんと出来る乗り方が出来た」故に4馬身差の圧勝となったわけですよ。

たらればのようでもあり咎める話になるかもしれませんが、仮に福永Jが今回のエピファネイアのレースを出来るかと言われたら私のような素人は「NO」と答えます。
なんでかと言ったらこの馬にはひどい掛かり癖がありまして、それを抑えるために福永Jは「馬群を壁にする」という選択肢を選んでいたんだと思います。
逆を言えば「壁が出来なきゃ負ける」という他力を使ったレースを想定するんじゃないかなあって思うわけです。

そうした場合おそらくおそらくですがエピファネイアはこれだけのパフォーマンスをすることが出来なかったんだろうなと。多分ジャスタウェイとの叩き合いまでもつれ込んでいたかもしれません。

昨年の菊花賞も同様に自分が主役になるようなレースでしたしこの乗り方が「たまたま」この馬にはあっているのかもしれませんが、それをずっと「教育」してきていたわけですそれが功をそうして今回はあれだけの引っかかりで住んだのかもしれませんから一概にどーのこーのいって「福永wwwww」なんてアホでも無けりゃ言えません。


が!

これから世界に開かれていく、あるいは挑んでいく中でこういうレースが出来る日本のJがどれくらいいてなおかつそのJを「育成」出来る下地がさっぱりなさそうってのは大きな問題の気がします。

これから競馬がグローバル化なんて言われているJRAや何処かの牧場さんの策略が回っていってるような気がする中である意味「日本特化騎手」を作っていくような意味はそれほど無いような気がしているんですよね、日本には日本の乗り方、世界には世界の乗り方をしっかり学んだ上で実行できるようなジョッキーを生み出せる土壌を作っていかないと、これからも今後も「また外人Jうめぇなぁwwww日本のジョッキーwwwww(pgr」なんて状態なんて私には耐えられませんし、正直凱旋門賞ではオルフェーヴルに池添が乗って欲しかったなんて思ってるクチです。


どうですかね「日本で勝つため」ってのが最上位にあるのは当然ですけども個人の最良に任せずにガンガンジョッキーを色んな国に研修に出してみては、それくらいやらないと割りと人情家の多い日本です「外国人Jまみれの競馬」とか 、いつぞやの「相撲の一時的な衰退(持ち直しましたが)」 が起こってもおかしくないと思ったりもしています。

馬の力は十分以上に世界でもトップクラスだと自慢できる日本です、次は地方からも中央からも逆に世界で戦えるジョッキーが出ることを期待しています、そして願わくば偉大な先人たちの足跡も踏襲してくれると嬉しいなと思うわけです。ね?



というわけで長文となりました、微妙にジョッキーをディスるような表現になって申しわけありませんでした。

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